カラスからワイパーを守るには立てるのが有効!なぜカラスはワイパーを狙うのか!?

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カラス

「車のワイパーのゴムが引き千切られてる!警察に被害届だ!」

ある日突然ワイパーのゴムが引き千切られ、辺りに捨てられていたら誰かの悪質な嫌がらせだと思いますよね。

もちろん人間の仕業である可能性もありますが、実はカラスの仕業の可能性もあるんです。

家の周囲でカラスを見かけるようでしたら、まずは犯人がカラスではないか疑ってみてください。

  • 被害にあったのはあなたの車だけではない、
  • 事件が起こった季節が

上記のような条件がありますと、カラスが犯人である可能性が高くなります。

今回はカラスに車のワイパーを攻撃されないようにする対策方法と、なぜカラスが車のワイパーを攻撃するのかを解説します!

目次

カラスからワイパーを守るには立てるのが効果的!

ワイパーを立てた状態の車

結論からお話しますと「カラスからワイパーを守るには駐車の際にワイパーを立てること」が効果的です。

ワイパーを立てておくとカラスがワイパーを足で押さえられられないため、ワイパーのゴムを咥えるのに苦労します。

カラスは頭の良い鳥ですから、立てた状態のワイパーを押さえる・ゴムを咥えることに一度苦戦したらその後は立っているワイパーには近付かないのかもしれませんね。

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横になっているワイパーを狙う方が効率的じゃん?

特別な道具も必要なく、0円で出来る経済的なワイパーのカラス対策!

カラスのワイパーへの攻撃にお悩みの方は1度「ワイパーを立てる対策方法」を試してみてください。

大分市のカラス事件で考案された対策方法

こんなに簡単で経済的なカラス対策が考案されたのは大分市のワイパー事件がきっかけです。

大分市の一部地域で駐車場にとめてあった車のワイパーのゴム部分がいつのまにか引きちぎられ、あたりにばらまかれる「事件」が相次いだことがありました。

2013年夏からの半年間の被害は、落ちていたワイパーゴムを回収しただけで約20本に及んだほど。

様々な目撃証言からワイパーを攻撃した犯人はカラスだったと発覚。

目撃証言によればカラスは器用にゴムの端をくわえて裂き、無造作に捨てていったそうです。

思いついた対策がワイパーを立てておき、カラスが足で押さえられられないようにする方法。

効果はてきめんで、立て忘れたワイパー以外の被害は無くなったそうです。

この事件以来、大分市ではカラス対策にワイパーを立てるという知識が受け継がれ、やがて全国に広まったと言われています。

ちなみに車のワイパーを立てることはカラス対策以外にも意味があります。

周辺にカラスがいないのに車のワイパーを立てる意味があるのかを以下の記事で解説しています。

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物理的にガードするのも効果あり

ワイパー

カラス対策にはワイパーを立てておくのが非常に手軽ですが、物理的にガードするのも効果があるようです。

  • 傘袋のようなワイパー袋を手作りして被せておく
  • ビニールテープをワイパーの両端に重点的に巻いて剥がされないようにする
  • タオルでワイパーをグルグル巻きにする

自作のワイパー袋を被せるのは効果てきめんだったとコメントがありました。

他にもワイパーの両端を接着剤で貼り付け、剥がされないようにする力技もあるようです。

ワイパーを立てる以外の方法で試すのであれば、個人的にはワイパー袋が良さそうな気がします。

ビニールテープですと夏は粘着部分が跡にならないか心配ですし、接着剤は後々剥がせないとか起こりそうで…。

タオルも毎回巻くのも面倒なので、最初に自作する手間はありますが私だったらワイパー袋かな。

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全体を覆えるカーカバーなら汚れ・キズからも車を保護できますので一番良さそうですね。

なぜカラスはワイパーを攻撃するのか?

巣に入っているカラス

そもそも、なぜカラスは車のワイパーのゴムを攻撃するのでしょうか?

カラスの生態に詳しい東京大学名誉教授の樋口広芳教授がカラスの生態から理由を分析されていました。

知能の高い生き物なので遊びの一環として行っている

樋口広芳教授のお話では、都市部のカラスは確実にエサがある場所を見つけると、余裕ができて時間を持て余すのか「遊び」のような行動を繰り返すそうです。

  • 電線にぶらさがって大車輪
  • すべり台などの斜面を滑る
  • 複数羽でテニスコートに集まってボール遊び

まるで人間さながらの遊びですね。

カラスは生活に何の影響もないことを楽しんでやる生き物のようで、ワイパーを取っては捨てる行動もカラスからすれば暇つぶしの遊びだったと分析しています。

上の動画ではカラスがスノーボードのような遊びをしています。

すべり台よりさらに上級者の遊びですね。

カラスは犬より頭が良い!?

動物の体全体の大きさに占める脳の大きさの割合を示す値として「脳化指数(EQ)」と呼ばれる指数があります。

[脳化指数(EQ)] = [定数] × [脳の重量] ÷ [体重]2/3

脳化指数(EQ)が高いほど体全体に占める脳の割合が高くなり、知能が高くなると言われています。

動物の脳化指数(EQ)の一例は以下の表をご覧ください。

動物脳化指数(EQ)動物脳化指数(EQ)
ヒト7.4–7.8アフリカゾウ1.3
バンドウイルカ5.3カラス1.25
チンパンジー2.2–2.5イヌ1.2
クジラ1.8ネコ1.0
キツネ1.6ウマ0.9
ゴリラ1.5–1.8ニワトリ0.25
参考:Wikipedia

カラスの脳化指数は1.25とイヌ(1.2)を上回り、賢いと言われるアフリカゾウ(1.3)に近い数値です。

これにはちょっとビックリですが、カラスが人間さながらの遊びをするのは知能の高さゆえなんですね。

関係のない話ですが個人的にはイルカとクジラの脳化指数が大幅に差があることにも驚きました。

春のワイパー泥棒は巣作りのため

大分市の例ではカラスがワイパーを攻撃するのは遊びの一環でした。

しかしなが3月から5月くらいまでは少し別の目的もあるようです。

2015年に松江市で「ワイパーが壊されている」との被害届や相談が約40件もありました。

駐車場に設置された監視カメラの映像から犯人はカラスだと発覚。

樋口教授は「柔らかい材質が巣作りに適していたのではないか。これだけ被害が出るのは珍しい」と指摘しています。

大分市の例では夏からの半年間で落ちていたワイパーゴムが約20本でしたので、2ヵ月で倍の被害ともなると「生活がかかっている感」が強いです。

カラスの多い地域では春はワイパーを立てる、物理的に防御するなど対策をしておきたいですね。

カラスからワイパーを守るためにワイパーは立てておこう!

カラスの攻撃からワイパーを守る方法をご紹介しました。

具体的には以下のような対策があります。

  • 駐車の際にワイパーを立てておく
  • 傘袋のようなワイパー袋を手作りして被せておく
  • ビニールテープをワイパーの両端に重点的に巻いて剥がされないようにする
  • タオルでワイパーをグルグル巻きにする

ワイパーの両端を接着剤で貼り付ける方法もあるようですが、後々のことを考えるとオススメはしにくいです。

やはり個人的にはワイパーを立てるかワイパー袋を作成するのが効果がありそうだと思います。

カラスがワイパーのゴムを狙う理由は遊びの一環であったり、春であれば巣作りのためです。

彼らの生活もかかっているようですが、ワイパーを交換すればこちらの生活を圧迫してきます。

カラスを傷つけない平和的な方法でワイパーを守りたいですね。

ちなみに車のワイパーを立てることはカラス対策以外にも意味があります。

周辺にカラスがいないのに車のワイパーを立てる意味があるのかを以下の記事で解説しています。

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この記事を書いた人

元ペーパードライバー歴10年。
学生時代より運転神経に自信がなく、奇跡的に免許を取得するも運転に苦手意識を持ち、晴れてペーパードライバーとなる。
家族の協力を得て2019年3月より運転の練習を開始、2020年1月に一人で運転を達成。
ペーパードライバーとしての任を終え「現役ドライバー」と名乗れるように。
現在は愛犬にドライブ慣れをさせるべく奮闘中。

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