洗車後に拭き取らず、そのまま走って乾かす方法は基本的におすすめできません。
水滴が残るとイオンデポジットや汚れの原因になりやすく、きれいに仕上がりにくいためです。
ただし、しっかり拭き上げたあとに少し走って細部の水を飛ばすのは有効な場合もあります。
この記事では、洗車後に走って乾かす方法の注意点と、拭き上げを少しでも楽にする道具や洗車のコツを紹介します。
洗車後に走って乾かすのはおすすめできない

洗車後の拭き上げって、正直かなり面倒ですよね。
「このまま走って乾かせば時短になるのでは?」と考えたことがある人も多いと思います。
ただ、洗車後に拭き取らずそのまま走って乾かす方法は、あまりおすすめできないんです。
理由は大きく3つあります。
- 水滴が残りやすい
- 水シミや汚れの原因になりやすい
- 仕上がりがきれいになりにくい
それぞれ詳しく見ていきます。
拭かずに走るだけでは水滴が残りやすい
洗車後に拭き取りをせずそのまま走っても、一般道路の走行だけで水滴をしっかり飛ばすのはなかなか難しいです。
ボディ表面の水はある程度動きますが、ミラーまわりやドアのすき間、エンブレム周辺などには水が残りやすく、完全には乾ききらないことが多いんです。
結果的に自然乾燥に近い状態になってしまい、きれいに仕上がりにくくなります。
水シミや汚れの原因になりやすい
洗車後の水滴を拭き取らずに放置すると、水シミや汚れの原因になりやすくなります。
水道水にはミネラルなどの成分が含まれており、水分だけが蒸発すると、それらがボディ表面に残って白っぽいシミになることがあります。
これがイオンデポジットの原因の一つです。
シミや汚れを長く放置すると落ちにくくなり、見た目が悪くなるだけでなく、塗装への負担につながることもあります。
洗車後は、できるだけ早めに水滴を拭き取るのがおすすめです。
また、水滴を放置するとボディだけでなく、窓まわりのモールに汚れや白っぽい跡が残ることもあります。
メッキモールの汚れの原因や落とし方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
自然乾燥に近い状態になると仕上がりが悪くなる
走って乾かす方法は効率が良さそうに見えますが、実際にはムラになりやすく仕上がりがきれいになりにくいです。
ボディの広い面はある程度乾いても、細かい部分には水が残りやすく、あとから水だれしてしまうことがあります。
せっかく洗車したのに、水跡や拭き残しのような見た目になってしまうのはちょっと残念ですよね。
きれいに仕上げたいなら、走って乾かすことを前提にするより、まず大きな水滴を拭き取ってから、必要に応じて軽く走って細部の水を出す流れの方が現実的だと思います。
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洗車後に高速道路を走って乾かすのは大丈夫?

一般道では水滴を十分に吹き飛ばしにくいなら、「高速道路を走れば乾かせるのでは?」と思いますよね。
たしかに、一般道よりは風を受けやすいため、水滴は飛びやすくなります。
ただ、拭き上げをせずにそのまま高速道路を走る場合にも、いくつか注意しておきたい点があります。
- 砂ぼこりや汚れが付きやすい
- 残った水滴を後から拭くとキズの原因になりやすい
砂ぼこりや汚れが付着しやすい
高速道路の速度で走れば、洗車後の水滴は一般道より飛びやすくなります。
ただその反面、走行中に砂ぼこりや細かい汚れが付着しやすくなるのがデメリットです。
洗車直後でも、路面から舞い上がった汚れや空気中のほこりがボディに付くことがあります。
その状態で残った水滴を後から拭き取ると汚れを引きずってしまい、細かいキズの原因になることもあるので注意が必要です。
残った水滴を後から拭くとキズの原因になりやすい
高速道路を走れば水滴をある程度飛ばすことはできますが、それだけで完全にきれいに乾かすのは難しいです。
ミラーまわりやドアのすき間などは水が残りやすく、走行後に水だれすることもあります。
そのため、高速道路を走る予定がある場合でも、あらかじめボディ表面の大きな水滴は軽く拭き上げておいた方が安心です。
先に大まかに拭いておけば、走行後に残った水滴だけを仕上げ拭きすればよくなりますし、汚れやキズのリスクも抑えやすくなりますよ。
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洗車後は拭き上げしてから少し走るのが理想
洗車後は水滴の拭き上げをした後に、少し走行するのが理想です。
拭き上げ後に走るのがよいのは、主に次の2つの理由からです。
- ブレーキディスクに付いた水分を乾燥させる
- 拭き上げしにくい細かい部分の水分を吹き飛ばす
ブレーキディスクに付いた水分を乾燥させる
洗車をするとブレーキディスクにも水分が付着します。
そのまま放置しておくとサビが発生することがありますが、走行していれば徐々に落ちていくので、それ自体はそこまで心配しなくて大丈夫です。
ただ、サビがひどい状態になるとブレーキの効きが悪くなり、制動距離が延びてしまうことも。
車に乗る頻度が少ない場合は特に、洗車後に少し走ってブレーキディスクを乾かしてあげると安心ですね。
拭き上げしにくい細かい部分の水分を吹き飛ばす
洗車後は広い部分の拭き上げは比較的簡単でも、狭いすき間はタオルが入らず拭けない部分もありますよね。
そのような場所は、車を走らせることで水分を振り落とすのが一番簡単な方法です。
出てきた水滴は、タオルを動かして拭き取るのではなく、押し当てて吸い取るようにすると、砂や埃でボディを傷つけるリスクを減らせますよ。
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洗車と拭き上げを効率よく終わらせる時短のコツ
洗車や拭き上げは、少し工夫するだけでも効率よく進めやすくなります。
意識したいのは、「洗う順番」「拭くタイミング」「道具選び」の3つです。
二度手間を減らすだけでも、洗車の負担は変わりますよ。
洗う順番を決めて効率よく進める
拭き取りを楽にしたいなら、洗う段階から順番を意識しておくのが大切です。
ルーフ、ガラス、ボンネット、ドアなど、上から下へ洗うと効率よく進めやすくなります。
順番がバラバラだと、きれいにした部分にまた水や汚れが流れてしまい、手間が増えやすいんですよね。
順番を決めるだけで洗車がスムーズに進みやすくなるので、意識してみてください。
水が乾く前に上から順番に拭く
洗車後は、水滴が乾く前にできるだけ早く拭き取るのが基本です。
特にルーフやボンネットは乾きやすいため、上から順番に拭くと二度手間を防ぎやすくなります。
下から拭き始めると、上に残った水があとから流れてきて、もう一度拭くことになりがちです。
まずは大きな水滴をざっと取るだけでも、仕上がりが変わりますよ。
道具を見直すだけでもかなり楽になる
拭き取りが面倒に感じるなら、道具を見直すのも効果的です。
吸水性の高いクロスやマイクロファイバータオルを使うだけでも、作業時間を短縮しやすくなります。
水を吸いにくいタオルだと何度も拭き直すことになり、余計に大変です。
道具の見直しも、洗車の負担を減らすうえで意外と大きな差になりますよ。
洗車後の仕上げでは、ボディ以外の部分の手入れが気になることもありますよね。
樹脂パーツに残ったワックスの白い跡が気になる方は、こちらの記事も参考にしてください。
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洗車後の拭き上げを楽にしてくれる道具

車をきれいに保つには、やっぱり洗車後の拭き上げが大事です。
ただ、洗うのにも拭き上げにも時間がかかると、洗車自体が億劫になってしまいますよね。
そこで、拭き上げを楽にしてくれる洗車グッズを3つ紹介します。
吸水クロスは短時間で仕上げたい人向き
一度試してみてほしいのが吸水クロスです。
名前の通り吸水性が高く、吸い取った水分も簡単に絞れる拭き上げグッズです。
個人的におすすめなのがシュアラスターの「水滴拭き取りクロス」。
マイクロファイバータオルより水を絞りやすいので、力に自信がない人でも扱いやすいと思います。
私自身も、マイクロファイバータオルよりこちらの使い心地の方が好みです。
マイクロファイバータオルは枚数でカバーしやすい
現在の拭き上げグッズの主流といえばマイクロファイバータオルですね。
吸水クロスと比べると水を絞るのに少し力が必要ですが、複数枚セットで売られているので枚数でカバーしやすいのが魅力です。
セット買いすれば複数人で拭き上げできるだけでなく、ボディ用・ホイール用・室内用と使い分けられるのも便利なところ。
コストを抑えやすいのもメリットのひとつで、タオルの水を絞ることに慣れている人にはマイクロファイバータオルが使いやすいかと思います。
純水器は水シミ対策を重視する人向き
水道水にはミネラル分が含まれているため、水滴を放置すると水シミになってしまいます。
ミネラル分を含まない水で洗車できれば、水シミの心配をかなり減らせますよね。
そこでおすすめしたいのが「UNGEL SPOTLESS CAR WASB SYSTEM(ウンガ スポット レス カーウォッシュ)」。
水道水を純水にできる浄水フィルターで、フィルターを通すことで脱イオン化処理が行われ、水シミの原因となるミネラル分や汚染物質を取り除いてくれます。
ミネラル分がなければ乾燥後に水シミになりにくいので、最後にこれで流すだけで拭き上げの手間がかなり楽になりますよ。
ただ、フィルターは使用量に応じて交換が必要なので、コストを抑えるためにも洗車の最後の流し工程だけ純水を使うのがおすすめです。
まとめ|洗車後に走って乾かすのはおすすめできない
洗車後に拭き上げをせずそのまま走って乾かす方法は、あまりおすすめできません。
水滴が残ったまま乾くと水シミや汚れの原因になりやすく、仕上がりもきれいになりにくいためです。
高速道路を走れば水滴は飛びやすくなりますが、砂ぼこりや細かい汚れが付着しやすい点には注意が必要です。
洗車後は、まず大きな水滴を拭き取ってから、必要に応じて走行後に仕上げ拭きをする流れが安心だと思います。
さらに拭き上げの手間を減らしたい場合は、吸水クロスやマイクロファイバータオルをうまく使いながら、純水器を取り入れる方法もあります。
自分に合った道具を選んで、洗車後の負担を少しでも軽くしてみてくださいね。
洗車後の仕上げや車の見た目をきれいに保ちたい方は、以下の記事もあわせてチェックしてみてください。



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