鳥のフンを車に落とされるのは、車を大切にしているドライバーにとっては悩みの種ですよね。
スズメ、セキレイ、ツバメなどの小さい鳥からカラスのような大きさの鳥まで、車にフンを落とす鳥の種類は様々です。
車に鳥のフンを落とされるのには偶然だったり、時間や停車している場所が関係していたりと理由は様々ですが、実は車の色も全くの無関係とは言えないかもしれないんです。
イギリスのカー用品メーカーが鳥のフンを落とされやすい色の車を調査したことがありました。
調査の結果、糞を落とされやすい色・落とされにくい色が存在する可能性が報告されています。
今回の記事では
- 鳥のフンをよく落とされる車の色は何色?
- 車に鳥のフンをよく落とされる時の対策や予防法
- 車の塗装を痛めない鳥のフンの落とし方
上記の内容について解説していきます。
鳥のフンをよく落とされる車の色がある!?
鳥のフンが自分の車にだけ落とされてる…
周りの車には被害はなさそうなのに…
鳥のフンが自分の車だけ落とされていると感じている方もいらっしゃると思います。
両隣の車に目立った糞害はないのに、なぜかピンポイントで自分の車に鳥のフンを落とされると原因がわからず頭を悩ませてしまいますよね。
実は車の色には鳥のフンをよく落とされる色と被害が少ない色があるそうなんです。
イギリスのカー用品メーカーの実験
イギリスにハルフォード社(Halfords)というカー用品のメーカーがあります。
ハルフォード社は車のボディカラーによって鳥のフンの落とされやすさが変わるのか調査を行ったことがあるそうです。
イギリスの5つの都市で2日間に渡り収集された延べ1,140台の車のデータによれば、車の色によって鳥の糞害の程度には差があるとのことでした。
鳥のフンを落とされた車の色別の割合
- 赤 18%
- 青 14%
- 黒 11%
最も鳥のフンを落とされた割合が多かったのは赤色の車で、18%の車にフンが落とされていたそうです。
続いて青色の車が14%、黒色の車が11%となっています。
反対に最もフンの被害が少なかったのは緑色の車で、調査ではわずか1%となっていたとのことです。
地域や鳥の種類による偏りは少なそう?
ハルフォード社の調査はブライトン、グラスゴー、マンチェスター、リーズ、ブリストルの5つの都市で行われました。
各都市ごとの詳細なデータは見つかりませんでしたので、どの都市でどの色の車が被害に遭いやすかったのかまでは不明です。
しかしながら調査の対象となった都市はイギリスの北から南まで縦長の分布となっており、地域や鳥の種類によるデータの偏りは少ないのではないかと思います。
車を変えたら鳥のフンが激増したら?
今までは何ともなかったのに、車を変えたら鳥のフンを沢山落とされるようになるケースもあるようです。
ハルフォード社の調査を参考にすると、新しい車の色が原因の可能性も考えられます。
せっかく気に入って購入した車が鳥の糞害に遭うのはショックですよね。
色だけが原因かはケースによると思いますが、私が同じ立場だったら取る対策を考えてみました。
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車に鳥のフンをよく落とされる時の対策は?
車に鳥のフンをよく落とされる時の対策はどのようにしたら良いのでしょうか?
理想としては鳥から車を隠せるカーポートを設置したいですよね。
ですがカーポートは地面を切削するため持ち家でないと難しく、費用の問題もあり、誰もが取れる対策ではありません。
最も手軽で場所を選ばず、費用的にも手頃な対策はカーカバーをかけることです。
様々なサイズが用意されていますので、愛車にピッタリのカバーが見つかりますよ。
他にも車に鳥が近づかないよう、駐車場に鳥よけを設置するのも良いと思います。
鳥のフンの対策方法やグッズは以下の記事でも紹介しています。
自分で作成するサンシェードタイプの鳥よけグッズも我が家の場合には効果がありましたので、参考になさってください。
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無理やり落とさないで!鳥のフンの落とし方は?
鳥の糞がついていると車の外観を損ねるのは間違いありません。
それどころか、塗装や金属パーツに悪影響を及ぼしてしまうんです。
鳥のフンを放置すると車の塗装に大ダメージ
鳥の糞は車にとって間違いなく害になります。
むしろ害にしかならないレベルです。
鳥は硬い木の実を消化できるほどの非常に強力な胃酸の持ち主です。
そのため鳥のフンは車の塗装や金属パーツに強いダメージを与えるほどの非常に強い酸性となっています。
車に落とされた鳥のフンを放置しておくと、色々な影響が出てしまうんです。
- シミになって跡が残る
- 塗装面がデコボコになる
- 塗装が剥げる
- 金属部分が錆びる
長時間放置しておくとダメージが進行してしまうので、見つけたらすぐに取り除くことが大切です。
鳥のフンを無理やり落とすと塗装を痛める
車に鳥のフンが付いてる!
気合で剥がしてやるわよ!
車に鳥のフンが付いているのを発見したら、乾いたものでゴシゴシこすっていませんか?
鳥のフンは貼りついている状態なので、乾いたものでゴシゴシ擦ると塗装を痛めてしまうんです。
車にダメージを与えないように落としてくださいね!
鳥のフンの掃除の仕方は?
車に付着した鳥のフンの掃除で大切なのは「ふやかすこと」。
水でしっかり濡らしたティッシュを鳥のフンに乗せて少し置いておけば、簡単に落とすことができますよ。
糞が取れたら、今度はきれいな状態の塗れたティッシュで拭き直せばバッチリです!
ちなみに洗車機に入れる前にもフンだけはふやかしておくと洗車機で綺麗に汚れが落ちますよ。
そうは言っても、いつでも水を持ち歩いているわけではないですよね。
車の中に鳥のフンを掃除できる道具を入れておくのも良いですよ。
「コーティング専門店の虫とりクリーナー」はカーコーティング専門店のキーパー(Keeper)が販売しているクリーナーです。
「虫取り」という名前はついているものの、鳥のフン掃除にも使えます。
クリーナーによってはコーティングを剥がしてしまうほど強力なものもありますが、キーパーのクリーナーはコーティング車にも使えます。
スプレータイプではありますが缶ではないので、車の中に入れっぱなしにしていても大丈夫なのも嬉しいですね。
「フクピカ 虫・フン取りシート」は名前の通りシートタイプの掃除グッズです。
ウェットシートですのでスプレーとは異なり、これ1つで済むのがメリット。
入数も8枚と使い切りやすい枚数です。
鳥のフンは早めに落とす必要がありますので、車の中に掃除道具を入れておけば安心ですね。
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まとめ 車の色で鳥の糞害は変わる…らしい
イギリスのハルフォード社の調査によれば、鳥のフンの落とされやすい車の色は存在するとのことでした。
延べ1,104台の調査の結果、鳥のフンを落とされた車の割合は以下の通りとのことです。
鳥のフンを落とされた車の色別の割合
- 赤 18%
- 青 14%
- 黒 11%
反対に最も被害が少なかったのは緑色の車で、被害の割合は1%ほどです。
鳥のフンを落とされるのには場所や時間など様々な要因があるとは思いますが、車のボディカラーも要因の一つと考えられるかもしれません。
車にとって鳥のフンは害を及ぼすものですので、発見しだい落としたいものです。
落とし方も無理やりゴシゴシ擦るのではなく、濡らしたティッシュなどでふやかしてから落としてください。
スプレータイプのクリーナーなどを入れておけば、いつでも掃除ができるので重宝しますよ。
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