車を走らせるにはガソリンが必要です。
便利であることは間違いないけど、給油回数が多くなると気になってくる車の燃費。
「ひょっとしたら燃費が良くないのかな?」と思っている方も多いですよね。
今回はガソリン代を少しでも減らすために燃費を良くする方法をご紹介します。
燃費とは?
燃費とは「ガソリン1リットルでクルマが何km走行できるのか」を数値で表したものであり、「燃料消費率」を省略したものをいいます。
自動車の燃料1リットルでの走行キロ数が大きいほど「燃費のよい車」といえ「低燃費」の車として人気が高いです。
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カタログ燃費と実際の燃費はどうして違うのか?
カタログに掲載される燃費性能は規格化されたテストパターンに従って検査されています。
「平坦な坂道のない道で」「エアコンやカーナビ、オーディオ等余計な電力を使わず」走行した際の燃費を検査するため、実際の走行とは条件が異なります。
そのため検査と実際の走行では燃料の使い方が異なり、カタログ燃費との間に差が生じてしまうのです。
正直言ってしまうとカタログ燃費と同等の燃費を実現させるのは、ほぼ不可能と言えるでしょう。
燃費は路面の状況・道路の混雑状況・運転の仕方などによって大きく変わってきます。
実燃費はカタログ燃費よりも2~3割ほど低くなっている場合が多いようです。
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自分でできる燃費計算方法「満タン法」
では、実際の自分の車の燃費を算出するにはどうしたら良いのでしょうか?
簡単に実燃費を算出できる「満タン法」をご紹介します。
満タン法での燃費計算方法
- ガソリンを給油で満タンにし、トリップメーターをゼロにリセットする
- 2度目の給油も満タンにする
- トリップメーターを確認し「走行距離÷給油した量」で燃費を算出する
これで自分の車の実燃費を算出することができます。
カタログスペックとあまりにもかけ離れている場合は運転の仕方に原因があるかもしれませんので、次の項目もチェックしてみて下さい。
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燃費を良くするには
目的地までの道路を確認
ナビやグーグルマップをあらかじめ確認し、経路を確認しておきましょう。
道路に迷えば本来は不要だったガソリンを使用することになってしまいます。
不要な荷物を減らしておく
荷物が多ければ車体が重くなり、使用するガソリンは多くなります。
いらない荷物は減らしておく方が燃費のためには有利です。
100kgの荷物を乗せて走行すると燃費が約3%程度悪化するそうです。(日本自動車工業会ウェブサイトより)
また、車体自体が重いと燃費が悪くなってしまうので、燃費の良し悪しを気にするのならば車体の軽い車種を探すのも良いと思います。
タイヤの空気圧を確認
タイヤの空気圧は走行に大きく関わってきます。
空気圧が低いとタイヤが変形した状態で走行することになり、タイヤが回転する際に抵抗が大きくなってしまうので燃費の悪化につながります。
タイヤの空気圧が適正値より50kPa不足すると市街地で約2%、郊外地で約4%程度燃費が悪化するそうです。(日本自動車工業会ウェブサイトより)
3つの「急」に気を付ける
アクセルペダルはゆっくり踏み始める
1つめの「急」は「急発進」。
アクセルはゆっくりと徐々に踏み込むように操作しましょう。
発進から5秒で時速20kmに達するくらいの加速が目安です。
オートマ車であればアクセルもブレーキも操作していないときに自動で進む「クリープ現象」を利用しながら徐々にスピードを上げるのがおすすめです。
減速時には早めにアクセルペダルから足を離す
2つめの「急」は「急ブレーキ」。
減速をする際にはアクセルペダルから足を離し、自動的に速度が落ちる「エンジンブレーキ」を利用しましょう。
ブレーキペダルをゆっくり操作しながら速度を落とすと燃費が向上するほか、停車する時にも滑らかな停車が可能です。
停車時の衝撃が少なければ酔い易い方やお子様にも安心な運転ができます。
急加速を多用しない運転を
3つめの「急」は「急加速」。
アクセルペダルを一気に踏み込めばスピードは出ますが、エンジンの回転数が急上昇し、ガソリンを多く使用します。
速度を一気に上げるのは高速道路の合流の際や、危険が迫った時など必要なときに限定しましょう。
一定の速度を保った安定した走行が燃費の向上につながりますよ。
アイドリングストップをする
駐車場などでの待機時間にエンジンをかけている時もガソリンを消費しています。
不要な場所ではエンジンを切ってしまうのが燃費にとっては一番です。
信号などの停車時のアイドリングストップ搭載車はアイドリングストップ機能をオンにしておきましょう。
ただし、長時間の停車の際はやはりエンジンを切ってしまう方がガソリンは消費しません。
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燃費の良い運転=安全運転
ハイブリッドカーや低燃費を売りにしている車種は多数ありますが、気に入っている車なら燃費のためだけに交換するのは気が進みませんよね。
ご紹介した方法でご自宅の車の燃費の向上を目指してみてください。
車の燃費を良くする運転は安全運転につながります。
日々の運転を見直し、人にも家計にも環境にも優しい運転を心掛けてくださいね。
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