車の窓枠についているゴムや樹脂や金属で出来たパーツは、車に乗る方であればよく目にするパーツですよね。
付いていることが当たり前の部品ですが「そういえばパーツの名前を知らない…」という方が多いのではないでしょうか?
どうして車によってゴム製だったり金属製だったりするのかも、そもそも何のために付いているのかも意外と知りませんよね。
今回は車の窓枠のパーツの名称や、他にも間違えやすい車のパーツの名称を紹介します。
車の窓枠のパーツの名前は「モール」
車のドアとサイドウインドーの間にあるゴム製や樹脂製や金属製のパーツ。
車種によって部品の素材は異なりますが、窓枠のパーツの名称は「ウィンドウモール」「サイドウィンドウモール」「ドアベルトモール」などと呼ばれます。
以前は「水切りモール」の名前で呼ばれることも多かったので、今でもその呼び方を使用する人もいるようです。
呼び方は人によって異なりますが、総称して「モール」と呼んでしまって良いと思います。
国産車のモールの多くはゴムや樹脂で出来ていますが、一部の国産車や外車はアルミやステンレスなどの金属製のモールも存在します。
金属製のモールは「アルミモール」「ステンレスモール」「メッキモール」と呼ばれたりもします。
ゴムモールを使用していない場合は外車ではアルミで作られた「アルミモール」が、国産車では樹脂パーツにメッキを塗った「メッキモール」が採用されていることが多いようですね。
国産車では金属製のモールはグレードの高い車に装着されていることが多いようです。
ちなみにゴムや樹脂製モールに張り付けてメッキモール風にするパーツも販売されています。
両面テープで貼り付けるだけなので簡単なのに高級感のあるドレスアップになると好評ですよ。
車の窓枠のモールの役割は?
「水切りモール」と呼ばれていた時代は、サイドウィンドウを格納する時にガラスの水を切ること役割がありました。
現在ではウィンドウを格納する時の水切りはモールとは異なる方法で行っている車種も多く、必ずしも水切りだけが目的ではありません。
一説によるとモールを配置することで静粛性の向上の効果も期待できるのだとか。
また、アルミやステンレスなどの金属製モールは見た目のアクセントとなり、デザイン性の向上や高級感の演出にも一役買っているようです。
そんな車のデザイン性アップに貢献してくれる金属製のモールですが、欧州車オーナーの悩みの1つが擦っても落とせない「アルミモール」の汚れ。
汚れが発生する理由や汚れを落とす方法、再発を遅らせる方法は以下の記事をご覧下さい。
車には他にも「モール」がある
車にはウインドウモールの他にも「モール」の名前が付いているパーツがあります。
車のドアに付いている樹脂製パーツやゴム製パーツも「モール」と呼ばれるパーツです。
それぞれのモールについては以下の記事で解説しています。
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車の窓枠のモールと間違えやすいパーツ
ひょっとしたら「車の窓枠」で「ピラー」という名称を思い浮かべた方もいるかもしれません。
モールとは形は全く違いますが、確かにピラーもフロントガラスの窓枠と言えそうですよね。
「ピラー」とは車の柱のことで、ボディとルーフ(屋根)をつなぐものを指しています。
- モール=枠
- ピラー=柱
上記のように覚えておくと良いかもしれません。
車を側面から見てフロントガラスの両端にあるものから後ろに向かって順に「Aピラー」「Bピラー」「Cピラー」…と呼ばれています。
上の画像ですとフロントガラスと運転席側の窓ガラスの間にあり、ボディとルーフをつなぐ赤い部分が「ピラー(Aピラー)」です。
ピラーの数は車の大きさによって異なり、セダンならCまで、ワゴンやミニバンだとDまで、より大きなバスなどになるとHピラーも存在します。
ピラーは屋根を支えるだけのものではなく、ボディの強度を保つための重要な部品のひとつとなっています。
最近ではダイハツの「タント」やホンダの「N-VAN」などBピラーを取り払ったデザインの車も存在しますが、ドアを閉めた状態であれば、ピラーが付いた状態と変わらない強度や安全基準を確保しているとのことです。
車の安全のためだけど死角にもなりうるAピラー
フロントガラス両脇のAピラーは、フロントガラスを支えて車の強度を確保する非常に重要なパーツの一つです。
しかしながらAピラーは車の死角となり、歩行者や自転車が見えなくなる要因ともなっています。
特に右左折時はピラーの陰に隠れた歩行者・自転車がいないかを注意して走行したいですね。
その他にも車の死角となる部分は以下の記事で解説しています。
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まとめ 車の窓枠のパーツの名称
車のサイドウィンドウとドアを隔てる部分の名称は「ウィンドウモール」「サイドウィンドウモール」「ドアベルトモール」「水切りモール」と呼ばれます。
人によって呼び方が異なりますので、総称して「モール」と呼んでしまって良いと思います。
モールはデザイン性の向上や高級感の演出のためだけでなく、静粛性を高める効果もあるそうです。
同じく「モール」の名称が付いているパーツには「サイドモール(ドアモール)」があります。
サイドモール(ドアモール)の役割はドアを開閉した時のキズ・ドアパンチによるキズを防ぐことを目的としています。
これら2つのモールを区別したい時には「ウィンドウモール」「ドアモール」の名前をそれぞれ使用すると便利かもしれませんね。
ちなみにゴムや樹脂製モールに張り付けてメッキモール風にするパーツも販売されています。
両面テープで貼り付けるだけなので簡単なのに高級感のあるドレスアップになると好評ですよ。
欧州車オーナーの悩みの1つが擦っても落とせない「アルミモール」の汚れ。
汚れが発生する理由や汚れを落とす方法、再発を遅らせる方法は以下の記事をご覧下さい。
車のパーツにはウインドウモールの他にも「モール」と呼ばれるパーツがあります。
ドアに付いているモールは以下の記事で名前や役割を解説しました。
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