もうすぐ梅雨があけて夏が来そうですね。
天気が良くなるとドライブに出掛けたくなるので楽しみにしているかたも多いと思います。
しかしながら、夏の気温は人にとって辛いことが多いのと同じく、車にとっても過酷な環境です。
注意すべき夏の車のトラブルを解説します。
車内の温度が高温になる
夏になると車内の温度が劇的に暑くなることは多くの方がご存知だと思います。
気温が35度になると、車内の温度はなんと55度にもなるそうです!!
しかもエアコンを切った後10分程度で車内の温度が10度も上昇してしまいます
「5分だけコンビニに…」なんて思いでエアコンをつけていない車内に子供やペット、生鮮食品などの熱に弱い物を置いて行くのは危険です。
また車内の温度が高温になる関係から、様々な物が熱を持つようになります。
ハンドルも熱くなりますし、シートベルトのバックルは不用意に触れてしまえば火傷の危険性もあります。
熱を持ちやすいものに触れるには注意が必要です。
グッズを活用して車内の温度上昇対策を
エンジンを切った車内の温度上昇を完璧に防ぐことはできませんが、できる限りの対策はしておきたいところです。
駐車の際にはアルミでできたサンシェードを使用すれば、フロントガラスからの日光が入るのを防ぐことができます。
レザーシートに直射日光が当たって痛んでしまうことも防げるので、サンシェードはおすすめです。
ハンドルやベルトのバックル部分にはタオルなどをかけ、直射日光を妨げることで吸熱を防ぐことが出来ます。
リアガラスなどにスモークの入っていない車はフィルムタイプのスモークを貼ることも効果的です。
そして駐車の際には日陰に車を置いておくことができれば車内の温度上昇も和らげることができますし、外装・内装へのダメージも抑えられますので日陰に車を置くことが理想的です。
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バッテリーが上がる危険性がある
夏の車トラブルで多いのがバッテリーが上がってしまうことです。
エアコンをかけ、オーディオ・ライト・カーナビ・スマホの充電など…夏のバッテリーは酷使されがちです。
バッテリーの電力はエンジンの回転によって作られ、通常の走行であれば電力の使用量に問題はありません。
しかし、渋滞でなかなか走れない時や、駐車している時などはエンジンの回転数が少なくなり、生産電力を消費電力が上回ってしまうためバッテリーが上がりやすくなります。
バッテリー上がりを起こさないようにするには?
バッテリーが上がってしまう原因は生産電力を消費電力が上回ってしまうからです。
ですので消費電力を抑えることがバッテリー上がり対策となります。
電力の消費が大きいのは、やはりエアコンです。
エアコンの風量を抑えることは、消費電力の抑制につながります。
そうは言っても駐車が長くエンジンを入れたばかりの場合は車内も熱く、風量を強くしないとなかなか快適な温度にはなりません。
そこで、最初は風量を強くしていても、車内がある程度冷えたらエアコンをオートモードに切り替えてみてください。
これにより風量が自動的に調節され、消費電力を抑えることができます。
スマホの充電は走行中に行い、駐車中の充電は控えることも有効です。
特に渋滞している時などはできるだけ消費電力を抑えるよう心掛けたいところです。
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燃料切れ
エアコンが常にかかった状態になるため、夏場はガソリンの使用料が増えます。
燃費が悪くなってしまいますが、それ以上に怖いのは燃料切れです。
ガソリンの残量が少なくなってきたけれど、まだ大丈夫だからといつもの感覚で走っているとガス欠になって動かなくなってしまうかもしれません。
車がエンストしてしまったら炎天下の中JAFの救援を待ったり、ガソリンスタンドで携行缶を借りる必要があります。
いずれにしても手間がかかりますし、体調が悪くなってしまう可能性がありますので、ガソリンの残量はいつもより多めに確保しておきたいところです。
ガソリンの残量には気を配る
特にレジャーなどで長距離を走行する場合にガソリンの残量に気を付けて下さい。
まだ大丈夫だと思っていても、突然の渋滞で動きが鈍った場合が危険です。
ガソリンが減っていくけど渋滞でガソリンスタンドに辿り着けないなんてことにもなりかねません。
小まめな給油が面倒なのは確かですが、体調管理のためにもガソリンは多目に確保しておいく方が良いと思います。
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タイヤのトラブルが起きやすい
夏場のアスファルトの表面温度は60度を超えることもあり、ゴムでできたタイヤにとっては過酷な環境です。
紫外線も強いため、特に夏場はタイヤの劣化が早くなります。
熱や紫外線などによるダメージが蓄積されタイヤの劣化が進むと、ゴムが硬くなってタイヤの表面に亀裂が入ってしまい、バーストしやすくなってしまいます。
特に夏場はタイヤが膨張してしまい、パンクやバーストの危険性が高い季節です。
パンク・バーストが起きてしまえばロードサービスを手配しなければなりませんし、タイヤ交換の費用もかかってしまいますので二重のダメージです。
タイヤのコンディションをチェックする
他の季節はうっかり忘れがちなタイヤの空気圧ですが、せめて夏だけはチェックするようにしたいところです。
また、タイヤの寿命は4~5年と言われています。
長期間使用しているタイヤですと、当然ながらパンク・バーストの可能性は高くなります。
たとえ短期間の使用でもコンディションの悪い道路を走行することが多い、常に重い荷物を運搬している、屋外駐車が多く紫外線にさらされている時間が長いなどの要因によってもタイヤの劣化は進行します。
タイヤの優劣はブレーキ性能にも関わり、時として命の問題ともなり得ます。
できるだけタイヤのコンディションを良い状態にしておきたいですね。
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夏の車のトラブル 原因と対策 まとめ
夏に起きやすい車のトラブルの原因と対策を解説しました。
- 車内の温度が高温になる
→サンシェードやタオル、スモークフィルムなどのグッズで対策する - バッテリーが上がってしまう
→エアコンの風量を控えるなど使用する電力を抑え、特に渋滞時の消費電力に注意する - 燃料切れ
→小まめな給油でガス欠を未然に防ぐ - タイヤのパンクやバースト
→空気圧をチェックし、タイヤが劣化してきている場合は交換も視野に入れる
楽しい夏のドライブが残念な思い出になってしまわないよう、日頃から気を付けておきたいですね。
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