バレーサービスで車に傷がつくトラブル発生!事故を防ぐため利用前に一度見て!

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バレーパーキングサービスとは自分の車のカギをスタッフに預け、駐車などを代行してもらうサービスです。

日本では高級ホテルや旅館、レストランなどで見かけるサービスで、メリットや私の体験談を別の記事でご紹介しました。

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そんな便利なバレーサービスで車に傷がつくトラブルが発生!

証拠が何もなく、責任を追及できないという悔しすぎる結末をたどりました。

「同じく車を愛する人に、私のような辛い経験はしてほしくない」と思い、今回のバレーサービス事件の顛末と車を守るためにして欲しいことを書くことにしました。

これから先バレーパーキングサービスを利用するかもしれない方はもちろん、車を大切に思っている方に自衛のための知識として、一度目を通していただければ幸いです。

目次

バレーサービス 車にキズ事件のあらまし

画像はイメージです。実際に宿泊した旅館ではありません。

事の発端は家族が宿泊した旅館でした。

その旅館は駐車場が狭いらしく、エントランス前で車を降りたら従業員が別の駐車場に車を運転していくという、いわゆるバレーパーキングサービスでした。

滞在中は何事もなく、無事にチェックアウト。

旅館を去る時には雨が降っていたため、濡れないように急いでエントランス前に用意されていた車に乗ったそうです。

家に帰ってきてから洗車中に車のキズに気づいた

問題が発覚したのは家に帰ってきてからでした。

長時間走行しており、汚れが酷かったためガソリンスタンドで洗車機を使用し車を拭き上げている時に家族が異変に気付いたのです。

おとん

何だ…これ…

修羅場克子

どう見たってキズついて塗装が剥げてるでしょ!
一番運転ヘタな私は一度もぶつけてない!
誰が擦ったのよ!

おとん

待て待て!
さすがにこんな場所なら気付かないはずがない!

修羅場でした。主に私が。

ちなみに塗装が剥げたのはこんな場所です。

傷ついて塗装が剥げた車

フロントグリルの周辺、一番出っ張っている部分。

上から下まで同じ高さの部位が3段階で塗装が剥げています。

傷ついて塗装が剥げた車

そう、こんな部分を擦って気が付かないはずがないんですよね。

だって塗装が剥がれ落ちるほど車の先端が何かにぶつかった・擦ったんだもの。

1年半乗っている車ですし、ましてや私の家族は運転が上手で今の車より圧倒的に大きい車を当然のように乗り回している。

ついでに私がどれだけ車を可愛がっているかは家族が一番知っているので、傷つけたら絶対に教えてくれます。

家族の中で一番運転が下手な私が原因ではないのですから、外的要因と見て良いでしょう。

キズは塗装が剥がれた”だけ”

フロント部分のキズは塗装が剥がれているのみです。

ボディの凹みは見られないため、他の車やバイクが接触してきたとは考えにくいです。

ドライブレコーダーを確認しても、車から離れている駐車時間中に他の何かに接触されているシーンはありませんでした。

変なこすれ方をしていますし、単独で「何か」に擦ったorぶつかったと考えるのが自然でしょう。

旅館で傷つけられた可能性が最も濃厚

こうなると最も怪しいのは旅館のバレーサービスです。

家族に詳しく聞いてみると、出迎えてくれた仲居さんのような方が車を操作したのだとか。

都内のホテルならバレーパーキング専門のスタッフが操作するのに、仲居さん…?

話を聞いたときに唖然としてしまいました。

(てか何でそんなわけ分からん人間に車のキー渡したんだ)

証拠は何もなく泣き寝入り

そうは言っても車の引き渡しの時にキズが付いていないかをチェックしなかったのは私の家族の落ち度です。

ドライブレコーダーも確認しましたが、残念ながらメモリーカードの容量が足りず、旅館を出て時間がかなり経ってからの映像しか録画されていませんでした。

最も怪しい部分を確認することができず、証拠となるものはありません。

もっと早く気付ければ対処のしようもありましたが、キズが付いているのに気付いたのは旅館をチェックアウトした2日後。

あまりにも時間が経ちすぎており、旅館に確認の連絡をしたところで引き渡し後のキズと言われるのは火を見るよりも明らか。

悔しくて悲しくてたまりませんが、泣き寝入りをするしかありませんでした。

悲しみ克子

車を見るたびに痛々しくて可哀そうで
怒りと悔しさがこみ上げてきます…

バレーサービスを利用する時の注意点

私の中では今回の傷は旅館のバレーサービスで付いたものだと思っています。

ですが証拠は何もなく、旅館に何か言っても最悪の場合は名誉棄損とか営業妨害扱いされかねません。

泣き寝入りするしかありませんが、私のような悲しい思いをする方を増やしたくはないので、今回の経験から学んだ教訓をお伝えします。

皆様にはぜひとも私の経験を参考にバレーサービスでのトラブルや事故を回避していただけたらと思います。

バレーサービスで車を引き渡されるとき

バレーサービスで車を受け取る時には

自分の知らないキズや凹みがないか必ず乗車前に確認してください。

正直に言ってしまうと、これに尽きます。

「そうは言っても車に傷がついてないかを確認するなんて印象が悪くて出来ない」という方もいると思います。

そんな時は、ホテルや旅館前で車と記念撮影をするフリをしながら車を確認するのはいかがでしょう?

スタッフにカメラを渡して撮影してもらえば、多少は心苦しさも無くなると思います。

傷や凹みなどを見つけてしまったら

この段階で新しい傷や凹みを見つけられたら不幸中の幸いです。

車を引き渡す前には傷や凹みが無かったこと、バレーサービス中に起きた事故の可能性が高い事をしっかり主張してください。

駐車場所に監視カメラがありそうなら確認を要求するのも良いと思います。

有耶無耶にしようとしたり知らぬ存ぜぬを貫かれそうな場合は、警察や保険会社など第三者を引き合いに出せば真面目に対応せざるを得ないでしょう。

争い事・交渉が苦手な方にとっては苦しいと思いますが、大切な車が自分に落ち度もなく傷つけられたのであれば、守ってあげられるのは貴方だけです。

「車を預けたのは事故も承知の上ででしょう?」なんて言われても、バレーサービス中のスタッフ起因の事故の責任はあちらにあります。

修理に関しては保証されて当然ですので、どうか負けないでください。

バレーサービス中の事故だと認められた場合

バレーサービス中の事故だと認められた場合、しっかり補償をしてもらってください。

  • 車の修理台
  • 修理期間中の代車

この2点は車を修理するために必須です。

あとは事故車扱いになりそうな程の重篤な破損であれば査定額の低下にも繋がりますので、低下分を要求するのも当然ではないかと思います。

とはいえそのレベルの破損ですとさっさと警察に連絡するのが一番です。

あとは修理にまつわる対応を書面に残し、きっちり責任者のサインや旅館のハンコをもらう必要がありますね。

口約束で逃げられる可能性もあります。

引き渡し後にキズなどに気づいたら

私のように引き渡し後にある程度の時間が経ってから傷や凹みに気付いた場合は対応が難しくなります。

何かを言っても「引き渡し後にそちらが付けた傷でしょう?」で通されてしまいますからね…。

証拠があれば一気に話を有利に進められます。

ドライブレコーダーなどの確認

最近はあおり運転対策にドライブレコーダーを取り付けている車も多いと思います。

まずはドライブレコーダーを確認し、バレーサービス中におかしな部分がなかったかを確認してください。

異音や衝撃があれば、その動画を証拠に問いただすことが出来ます。

他にもバレーサービスに預ける前後の車の写真があったら確認してみてください。

証拠としては非常に弱いですが、駐車場の監視カメラを確認してもらうための交渉材料にはなるのではないかと思います。

警察(や弁護士)に相談

ドライブレコーダーもない、他に証拠となりそうなものも無いとなると「大きなキズではないから…」とわが家のように泣き寝入りになってしまう方もいるかもしれません。

ですが破損の度合いがある程度大きい場合や、どうしても諦めきれない時は警察に相談してみてはいかがでしょうか。

あとは弁護士に相談でしょうか…。

こちらは相談料も成功報酬も必要になるため警察の方が良いとは思いますが、取り合ってもらえなかった場合の最後の手段といったところかもしれません。

車が大切ならバレーサービス拒否も一考の余地あり

高級車に乗っている方など、他人に自分の車を運転させたくない方も少なくありませんよね。

特にコロナ禍のように他人との距離感に敏感な状況下においては、出来るだけ自分の持ち物への接触は避けたいと考えるのも当然です。

そんな時にはバレーサービスを拒否するのも良いと思います。

駐車場が狭い・ホテルやお店から駐車場が遠いなどの理由から良い顔はされないでしょう。

ですが「以前バレーサービスで車に傷を付けられてトラブルになったから利用したくない」と(経験がなくても)ハッキリ言えば、何かしらの代替案は出してくれるのではないかと思います。

それでも利用せざるを得ないなら、車を受け取る前の車両の傷・凹みの確認は念入りに行ってください。

それかいっそのこと周辺のコインパーキングに止めちゃうとか。

それでもバレーサービスには便利な点もある

今回のバレーサービス事故(もはや旅館が傷つけたことは私の中で確定)で相当イヤな思いをした私ですが、やはりバレーサービスには便利な面もあると思っています。

  • お店に近い入り口で車を下りられるので脚や体の不自由な家族がいても安心
  • 車庫入れしなくて良いので駐車場内の(自分が原因の)事故の危険性が減る
    ⇒ペーパードライバーや運転が苦手な人には大きなメリット
  • ホスピタリティのしっかりしたスタッフの対応を受けられる(かもしれない。今回の事件でちょっと怪しい)
  • 自分の車の登場シーンを見られる(かもしれない)

都内でバレーサービスを行っている外資系ホテルのような場所では駐車場内に高級車も多く、私のように運転が下手な人間では事故の可能性もあり得ます。

ランボルギーニに接触?考えたくもないね。

ほかにも駐車場が遠い場所に設置されているホテルやお店は移動時間を取られることになり、悪天候の際や体調に不安のある家族がいる場合はできれば避けたい。

このような場合にはバレーサービスはやはり一定のメリットがあると今でも思っています。

またバレーパーキングを利用する機会があるなら、今度こそちゃんと車の傷や凹みを確認して利用します。

そうするように家族にも言いました。

バレーサービスのトラブル・事故 まとめ

バレーサービスで車にキズついた経験から、バレーサービスを利用する際の注意点などをお話ししました。

これからバレーサービスを利用する方は、ぜひ以下の点にご注意いただければと思います。

バレーパーキングサービス利用時の注意点

  • ドライブレコーダーを設置しておく(理想)
  • 自宅やサービスエリアなどで車を引き渡す前の状態を写真に撮っておく(理想)
  • 車を受け取る前(ホテルや旅館を出発する前)に傷や凹みがないかチェックする ※最重要
  • 受け取り後に異常に気付いたら早めに連絡
    その際に何かしら証拠があると心強い
  • 破損の程度によっては警察や弁護士に相談
  • バレーサービスの拒否も選択肢の一つ

バレーサービスは便利ですが、自分の車に乗りなれていない人に運転を任せる以上、何かしらのトラブルに遭う可能性は否定できません。

もちろんそのような事にならないようホテルやお店が専門のスタッフを雇っており、事故があった際の保険にも入っているはずですが、私のケースのようにわけわからない人に運転され、傷つけられた挙句だんまりの可能性も0ではありません。

ぜひとも私の経験を反面教師に、車を守るための行動を取っていただければと思います。

私がニコニコしながら初めてバレーサービスを利用した時の体験談は以下の記事でご覧いただけます。

あの時のバレーサービスは良かったなぁ。

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この記事を書いた人

元ペーパードライバー歴10年。
学生時代より運転神経に自信がなく、奇跡的に免許を取得するも運転に苦手意識を持ち、晴れてペーパードライバーとなる。
家族の協力を得て2019年3月より運転の練習を開始、2020年1月に一人で運転を達成。
ペーパードライバーとしての任を終え「現役ドライバー」と名乗れるように。
現在は愛犬にドライブ慣れをさせるべく奮闘中。

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