実際に私がペーパードライバーを克服するまで、どのような練習をしたのかを全3回に分けてお伝えします。
今回は「ペーパードライバー講習に通わずペーパードライバーを克服した運転の練習方法 初級編」です。
私は2、3ヶ月ほどこの初級ステップに時間を費やしました。
毎日練習できるわけではなく、週に1日も練習できないことも多かったので時間がかかっていますが、練習時間を多く取れたり、私のように元々運転が壊滅的に苦手な方でなければもっと早く次のステップに行けるでしょう。
練習する時間帯は晴れた日の昼間が理想的です。
天気の悪い日や夜間は注意点が多く、練習し始めの頃には難易度が高くなります。
どうしても天気の悪い日や夜間しか練習時間の取れない方以外はペーパードライバーの方には天気の良い昼間に練習していただきたいです。
雨の日に練習する場合は以下の記事も参考にしてください。
雨が降ると交通事故が多くなる原因や、運転をする際に晴れた日より注意して欲しいポイントなどを解説しています。
■ペーパードライバー克服記事■
★【講習に通わない】ペーパードライバー克服ロードマップ【お金をかけずに】★
ペーパードライバー克服に役立つ記事をまとめました。
★ペーパードライバー・初心者向け車の用語集★
ペーパードライバーや初心者の方が疑問に思いやすい車関連の用語を一覧にしました。
五十音順になっていますので辞書のようにお使いいただけます。
★講習なしでペーパードライバーを克服した運転の練習方法 一覧★
■初級編 ■中級編 ■上級編 ■一人ドライブ編
★一人でペーパードライバー克服を決意した方への注意点★
私自身はペーパードライバーが協力者や講習なしで運転の練習をするのは反対です。
ですが、どうしても一人でやるしかない方のために練習の注意点を考えてみました。
ペーパードライバー克服のための事前準備
公道を走る前に、少し準備をしておきませんか?
いきなり運転するよりもイメージトレーニングをしておいた方が落ち着いて運転できますよ。
運転の練習をする前にイメトレをしておこう!
ペーパードライバーを克服したいと思ったら、まずは運転する前にイメージトレーニングがおすすめです。
長年車の運転から離れていた人にとって、運転するということは恐怖を感じて当然なんです。
ペーパードライバーを克服し、車に乗れるようになった私でも一週間ほど運転から離れるとちょっと怖くなります。
ペーパードライバーの方にとっては恐怖を感じるのは当たり前なので「運転が怖いのは自分だけかも…」なんて心配しないでくださいね。
まずは運転席のシートの座り心地や運転席から見える景色など、車を動かさないままで車に慣れるところから始めてみてください。
上の記事ではペーパードライバーを克服したい方に試して欲しいアプリも紹介していますので、ぜひ参考になさってください。
車を動かすために必要なことは自宅でおさらいしておく
エンジンのかけかた、座席の調整の仕方など、教習所で一番最初に習ったことは覚えていますか?
運転に適したシート位置(ドライビングポジション)は人によって全然違いますから、自分の運転しやすいように調整する必要があります。
いきなり道路に出て「ブレーキに足が届かない!!イスってどうやって動かすんだっけ!?」
なんてことにならないように、まずは自宅で車の使い方を確認しておいてくださいね。
- エンジンのかけ方
- 座席の調整の仕方
- ハンドルの位置の調整の仕方
- ルームミラーの調整の仕方
- サイドミラーの調整の仕方
- ウインカーの場所の確認(国産車と輸入車ではレバーの位置が違います)
- ワイパーの使い方の確認(雨の場合)
- サイドブレーキの場所の確認
- シフトレバーの場所の確認
- ヘッドライトの使い方の確認(夕方以降の練習の場合)
上記の点を確認しておけば、大体のことは大丈夫ですよ。
車の知識を少しだけ入れておく
運転をする上で誰もが一番恐れているのが事故を起こしてしまうことです。
今の車はセンサーやミラーで周囲の状況を確認できるようになっていますが、それでも目に見えない死角は存在します。
車の死角を知り、事故を防ぐために以下の記事もぜひ確認してくださいね。
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ペーパードライバー克服の第一歩 家の近くの大通りをただ走る
本当の初歩の初歩です。
教習所に入所したばかりの頃を思い出し、懐かしくなるかもしれませんね。
練習する際には運転に慣れた家族や友人に助手席でアドバイスをしてもらえるようお願いしてくださいね。
ペーパードライバーの方は初心者マークは忘れずに
自分が運転に不慣れなことを周囲のドライバーに伝えるため、初心者マークを付けておいた方が安心です。
ペーパードライバーが初心者マークを付けるべき理由や、免許取得から1年以上経っているのに付けても大丈夫なのかなどは下記の記事で詳しく説明しています。
駐停車禁止ではない場所で交代し大通りを走る
いよいよ実際に車を運転しますよ!
ご自宅の駐車場の形や周辺の道路事情(細い、人通りが多いなど)にもよりますが、本当に練習し始めであれば大通りだけを走るのが良いでしょう。
駐停車禁止ではない大通りまで家族や友人など練習に付き合ってもらえる人に運転してもらい、運転席を代わってもらいましょう。
教習所ではこうやって練習しましたね。
練習場所の理想は制限速度が40kmくらいの2車線以上ある大通りです。
いきなり60kmの道路で走ると速すぎて怖くなってしまうかもしれないですし、かといって制限速度以下で走ると周囲のドライバーの目線や感情を気にしてしまい、自転車や歩行者への注意が不足してしまう可能性があるからです。
慎重にワンステップずつ上達していきましょうね。
最初は右折のないコースが安心
- 対向車が来ていないか確認したけど横断歩道の歩行者・自転車を見落としていて急ブレーキを踏んでしまった
- 対向車の影にいたバイクに気付かず右折しようとしてしまい、事故になりかけた
これらは運転する上では実際によくある話です。(私も経験があります)
左折と比べると右折は難易度が高くなります。
何より右折のあるコースにするとペーパードライバーにとっては恐怖の車線変更がつきまとうことに…。
慣れないうちは左折のみのコースを選び、徐々に車線変更→右折とステップアップしていくのが良いですよ。
練習を始めたら誰にでも起こり得る「走ってたら縁石にタイヤの側面を擦っちゃった…!」事件。
ペーパードライバーを克服して1年以上経った私も不注意で擦ってしまうことはありますので、あまり落ち込まなくて大丈夫ですよ!
念のためタイヤの状態を確認し、走行し続けて大丈夫か?何か処置が必要か?をチェックしてくださいね。
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行動範囲内で細い道も練習しよう
大通りを走れるようになったら、今度は大通りまで行けるように自宅周辺の細い道も練習しましょう。
交通標識にも意識を向けてみよう
すっかり忘却の彼方へと追いやられてしまった交通標識にも目を向けてみましょう。
細い道路は交通標識がたくさんあります。
標識を無視すれば事故につながる可能性が高くなることはもちろん、警察に切符を切られてしまう可能性もあります。
「せっかくのゴールド免許を失い、さらに反則金まで取られてしまった…もう運転やめたい…」なんて状況にならないよう、標識も見て下さいね。
ただし標識ばかり見て運転がおろそかにならないように!
上記の記事では覚えておくべき交通標識を重要度の高い順にまとめています。
すれ違いに気を付けて運転
細い道では車のすれ違いに注意する必要があります。
「対向車にはぶつからなかったが、左のミラーをガリっとやってしまってな…」というのは実際によくある話です。
自分はノロノロ運転で、最悪止まってしまっても良いので対向車に先に行ってもらうのが良いですよ。
特に歩行者や自転車が自分の車線側にいる時は十分注意してくださいね。
飛び出し・後ろを見ずに横断する歩行者・自転車は本当に怖い
歩行者や自転車が路地から飛び出してくることも、細い道ではよくあります。
路地付近では出来る限り徐行し、飛び出しがあっても対応できるようにしてください。
細い道では歩行者・自転車が後ろを見ずに平気で道を横断することも日常的にあります。
私は何度も経験し、本当に肝が冷える思いをしました。
歩行者・自転車に近づいたら突然進路を変えるかもしれないという心構えをしつつ、追い抜く時にはしっかり距離を空けて追い抜いてください。
路上はカーブミラーを活用して予測運転を
道路上のあちこちにあるカーブミラーはしっかり活用しましょう。
路地に人はいないか?自転車はいないか?右左折したい車はいないか?などなど…
大切なことがカーブミラーから見えてきます。
もちろん、カーブミラーだけを頼って運転するのは危険です。
特に子供はカーブミラーに写っていても小さくて見えにくいものです。
カーブミラーは補助具、最終的には自分の目で安全を確認しながら運転しましょう。
外車には近付きたくない
細い道に限ったことではありませんが、外車がいたらあまり近付かない方が良いです。
外車に乗ってる人がお金を持ってたり、社会的に成功している人である可能性があるからというわけではありません。
単純に外車の修理費が高いからです。
必要なパーツを輸入しなくてはならないため、修理費は国産車の2倍以上かかると言われています。
こちらに非があってぶつけてしまった場合などは修理費は当然こちら持ちになってしまいます。
余計な出費を増やさないため、外車には近づかないのが安全です。
上の記事では外車メーカーのエンブレムやロゴマークを画像で紹介しています。
私の分かる範囲で車のデザインの特徴なども紹介していますので、外車メーカーが気になる方は参考になさってください。
日常的に見る外車はもちろん、見れたらラッキーなレアな外車も紹介しています。
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少し慣れたら家の駐車場を練習しよう
自宅の駐車場の難易度がよほど高くない限り、車庫入れの練習は早めに始めるのが良いでしょう。
当然ながら家に帰ってきたら車を駐車場に入れないといけないからです。
しかし、車庫入れにはバックがつきもの。
練習開始初期は直進ですら恐ろしすぎてバックはとてもできる状態ではないと思います。
運転初回からではなく、何度か運転して少し慣れてきた段階で車庫入れをしてみてください。
教習所でも車庫入れの練習は運転に慣れてから行っていましたから、焦らず少しずつやっていけば大丈夫ですよ。
自宅の駐車場が難しいならスーパーなどの駐車場を活用しよう
自宅の駐車場が狭いなどの理由で車庫入れが難しい場合はスーパーの駐車場など、広い駐車場で練習させてもらいましょう。
まずは広い場所で慣れてから徐々に狭い場所にもチャレンジしていくのが感覚を掴みやすいです。
練習する際は右回りでの車庫入れ、左回りでの車庫入れ両方を必ず練習してください。
実際の車庫入れはどちらも必要になります。
それぞれの見え方・車の動かし方を経験しておきましょう。
駐車の練習におすすめの場所、逆におすすめできない場所は以下の記事で詳しく解説しています。
車の運転・車庫入れともに十分慣れてきたら頭から入れてバックで出る方法も練習しておいてくださいね。
特にコンビニの駐車場など、頭から入れざるを得ない場面は必ず出てきます。
ただし難易度が高い練習になりますので、今の時点で無理に練習する必要はありません。
まずは車に慣れる事を最優先にし、頭から入れてバックで出る練習は進行度が上級編にいくまで保留でも全く問題ありません。
バックで駐車をするとハンドル操作がわからなくなるのはペーパードライバーにとってはよく有ることです。
ハンドル操作がわからなくなる理由や対処方法を以下の記事で解説しました。
車庫出し→大通り→車庫入れまでを自分で
自宅の車庫入れができるようになったら、車庫出し→大通りの走行→車庫入れまでを自分でできることを目標にしましょう。
細い道を家族に運転してもらったとしても、自分で運転できる時間が長くなります。
ここまで出来ればペーパードライバー卒業に一歩近付きますよ!
車庫入れ中はアクセルとブレーキの踏み間違いをしやすいというデータがあります。
ペーパードライバーや若い方の踏み間違いを防ぐ練習方法を私自身の経験から考えてみました。
以下の記事にて解説しています。
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ペーパードライバー克服のため少しずつ車の運転に慣れていこう
最初は緊張するし怖くもなると思いますが、大丈夫。
運転が怖いと感じるのは貴方だけではありませんよ。
ましてやペーパードライバーであれば尚更の事ですから「みんなは運転できてるのに自分はできない…」なんて卑屈になる必要は全くありませんよ。
自転車の練習だって何度も練習して乗れるようになった人が多いと思います。
大切なのは、安全運転を心掛けつつ何度も練習を繰り返すことです。
現状を変えようと大きな一歩を踏み出した自分をたくさん褒めてあげてくださいね。
■ペーパードライバー克服記事■
★【講習に通わない】ペーパードライバー克服ロードマップ【お金をかけずに】★
ペーパードライバー克服に役立つ記事をまとめました。
★ペーパードライバー・初心者向け車の用語集★
ペーパードライバーや初心者の方が疑問に思いやすい車関連の用語を一覧にしました。
五十音順になっていますので辞書のようにお使いいただけます。
★講習なしでペーパードライバーを克服した運転の練習方法 一覧★
■初級編 ■中級編 ■上級編 ■一人ドライブ編
★一人でペーパードライバー克服を決意した方への注意点★
私自身はペーパードライバーが協力者や講習なしで運転の練習をするのは反対です。
ですが、どうしても一人でやるしかない方のために練習の注意点を考えてみました。
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