パッシングとは?やり方は?お礼や煽り…どんな意味があるの?

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車を運転していると対向車や後続車のライトが一瞬だけ眩しくなることがあると思います。

運転に慣れているドライバーであればどのような意味があるのか知っている方もいると思いますが、ペーパードライバーや初心者の方ですと予測がつかないかもしれません。

今回はドライバーのコミュケーション手段として用いられているパッシングについて解説します。

目次

パッシングとは?

パッシングとは車のヘッドライトを一時的(一瞬)だけハイビーム(上向き)にすることです。

ドライバー同士のコミュケーションツールとして使用されることがあり、状況によってパッシングの持つ意味が異なってきます。

コミュニケーションの手法として法律で定められているわけではないのでパッシングの意味は推測しなければなりませんし、地域によって異なる場合もあるので注意が必要です。

意思を伝える他にも夜間に見通しの悪い道路で車の接近を知らせるために使用するなど、危険回避の目的でパッシングを使用することもあります。

パッシングのやり方は?

多くのドライバーは普段は車のライトを下向きにして走行していますが、パッシングは車のヘッドライトを一瞬だけハイビームにします。

ハイビームはウインカーレバーを手前に引くことによって作動する車が多いです。

そのため、基本的にはウインカーレバーを一瞬だけ手前に引くことでパッシングができます。

(ただしハイビーム専用のスイッチがある車もありますので取り扱い説明書を確認してください。)

パッシングにはどんな意味がある?

パッシングの持つ意味は状況に応じて変わりますので一例をご紹介します。

パッシングの意味の一例
  • 道を譲る
  • 感謝の気持ちを伝える
  • 道を譲ってほしい
  • 何かしらの抗議
  • ライトの付け忘れ・消し忘れ・故障の知らせ
  • 進行方向でネズミ捕りなどを行っている
  • 煽り

■道を譲る
直進車が右折車に対して道を譲る時にパッシングをすることがあります。
片側一車線ずつで右折車が通行の妨げになる場合、先に右折をさせてあげるドライバーもいます。
このような時は右折をさせてもらい、片手を上げる・パッシングを返すなどで感謝の気持ちを伝えると良いです。

■感謝の気持ちを伝える
先に右折をさせてもらった場合など、何かしら感謝の気持ちを伝える時にもパッシングをすることがあります。
後続車に感謝の気持ちを伝えるのはパッシングでは出来ませんので、ハザードを2~3度点滅させることでパッシングと同様のお礼になります。

■道を譲ってほしい
右折車直進車に対してパッシングをする場合、先に右折させて欲しいという意味があります。
また、後続車が前方の車両に対してパッシングをする時は道を譲って欲しい(どいて欲しい)という意思表示の場合があります。
高速道路の追い越し車線を走っているときにパッシングされたら、この可能性を考えてください。

■何かしらの抗議
車間距離に余裕がない状態での車線変更など、何かしら危険な運転をした時に抗議の意味合いでパッシングをされることもあります。
交通事故になっていた可能性も考えられますので、次からは運転に気を付けるよう注意してください。

■ライトの付け忘れ・消し忘れ・故障
トンネルを抜けた後や夜間に対向車からパッシングされた場合はライトの付け忘れ・消し忘れの可能性があります。
ハイビームを消し忘れていることを教えてくれている場合もありますので、一度ライト周りを確認しておくと良いです。
後続車がパッシングしてきた時はブレーキランプが切れていると教えてくれている場合もありますので、落ち着いたら確認するのがオススメです。

■進行方向でネズミ捕りなどを行っている
ここまでのパッシングの意味に心当たりがない場合は制限速度に気を付けてください。
自分の進行方向で警察がネズミ捕り(制限速度違反の取り締まり)をしている可能性があります。
対向車に注意を促してくれるドライバーもいますので、遭遇したら運転に注意するのがオススメです。

■煽り
後続車からのパッシングは煽りの可能性も考えられます。
令和2年6月10日に煽り運転に対する罰則を設けた法律が制定されましたが、煽り運転が無くなったわけではありません。
何に対して煽ってくるのかは状況によりますが、基本的には無視が良いと思います。
あまりにも酷いようであればドライブレコーダーの映像を証拠に警察に相談するのも一つの手です。

まとめ パッシングは様々な意味を持つ

車は外と隔絶された空間であり、他のドライバーと会話することは出来ません。

ドライバー同士のコミュニケーションは車に付いているツールを使うことが自然と多くなります。

パッシングは使用する場面によって意味が全く異なります。

他のドライバーからパッシングされた時は、なぜパッシングされたのかを推測することが必要です。

教習所では教えてくれませんが運転をするうえで大切なことですので、覚えておくことをオススメします。

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この記事を書いた人

元ペーパードライバー歴10年。
学生時代より運転神経に自信がなく、奇跡的に免許を取得するも運転に苦手意識を持ち、晴れてペーパードライバーとなる。
家族の協力を得て2019年3月より運転の練習を開始、2020年1月に一人で運転を達成。
ペーパードライバーとしての任を終え「現役ドライバー」と名乗れるように。
現在は愛犬にドライブ慣れをさせるべく奮闘中。

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