【修正 2022年5月1日】
ランクル300はエアサスではないとのご指摘をいただき調べ直したところ、フロント・リヤともにコイルサスペンションでした。
誤った情報を記載してしまい、大変申し訳ございませんでした。
参考⇒ランドクルーザー300主要諸元表(トヨタ公式サイト)
元10年ペーパードライバーによる新型ランクル300のインプレッション!
前回のランクルZXの試乗記事がありがたいことに好評でしたので、調子に乗ってまた試乗してきちゃいました。
第2弾の今回は「ランドクルーザー300GR SPORT 3.3L ディーゼル(5人乗り)」に試乗してきました!
今回も記事をお読みいただくにあたってご注意いただきたい点がいくつかあります。
- 私が元ペーパードライバー10年選手で、運転できるようになってから1年半ほど
- 私自身は大きな車は運転できないので助手席に乗っただけ
- エンジンなどの車の機構は全くわからない
上記のような人間による、新型ランクルの外見と内装と乗り心地の感想です。
車両の詳しい性能に関してはトヨタの公式サイトをご覧ください。
ZXの助手席の乗り心地インプレッションは以下の記事でご紹介しています。
新型ランドクルーザー300GRスポーツ エクステリア
こちらが今回試乗した 「ランドクルーザー300GR SPORT 3.3L ディーゼル(5人乗り)」です。
ZXとの外見の大きな違いはフロントグリルですね。
- ZX⇒シルバーの横ライン
- GR⇒ブラックのハニカムっぽい構造(六角形が平たくなっている)
あとはトヨタのエンブレムも違いますね。
ZXはトヨタマークなのに対し、GRは「TOYOTA」の文字になっています。
ヘッドライトのデザインもZXと同じ四角目で、アイラインのように黒く縁どられています。
サイドミラーはブラックですので、この車両はホワイト×ブラックのツートンカラーですね。
以前のZXはホワイト×シルバーメッキミラーでした。
そしてここも違う!
ZXのバンパーはボディカラーと同色でしたが、GRスポーツは樹脂バンパーになっています。
フェンダーも樹脂なのでオフロードを走ることを想定した作りになってますね。
アルミホイールも実用的なデザインで、ファッション性よりも壊れなさそう・掃除しやすそうな印象が強いです。
リアはZX同様すとんと落ちていて真っすぐで、テールランプも特に変わっていません。
ハザードは内側から外側にオレンジのライトが流れるように光っていました。オシャレ!
後ろ姿で違うのはバンパーです。
- ZX⇒ボディと同色
- GR⇒樹脂素材にアルミカラー
リアフォグランプも少し違いそうですね。
燃料の給油口は左にあります。
そういえばドアノブ?ドアハンドル?が黒塗装されていますね。
ZXの写真を確認したらシルバー塗装されていましたので、細かい部分ではありますがデザインが少し違います。
それにしてもこの角度から撮影するとボディがことさら長く見える…。
エンジンはこのようになっています。
カバーがたくさん付いてるから配線で乱雑な印象なし。
ボンネットを支えるバーは開くのと連動して自動で立ち上がってくれましたので、開けるだけなら女性でもできますね。
閉める時は怪しいけど…脚立ないと手が届かないかも…
ランクルサイズになりますとボンネットも重く、
片手で棒を立てる作業も大変なのでこの仕様になっています
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新型ランドクルーザー300GRスポーツ インテリア
今回試乗したGRSの内装はブラック×ダークレッドで、このカラーはGR専用カラーだとか!
GRのエンブレムのツートンカラーですね!
車内が落ち着いた色合いで、シックな印象でしたよ。
運転席側のドアにはシートのメモリーが3つ付いています。
3名までシートポジションを記憶できますので、多くのご家庭では十分足りるかと。
そうそう、ドリンクホルダーなどのインテリアのパネルがZXでは「ウォールナット杢目調」らしいですが、GRSでは「切削カーボン調」という名前のテクスチャらしいです。
…私には両方とも色の違う木目に見えてしまった…
フロアマットも黒でペダルの大きさはZXと変わりなさそう。
モニターとメーターの間には新装備の「指紋認証」装置があります。(ZXも同じ位置)
盗難対策として今後は高級車に指紋認証機能が付くのが当たり前になるかもしれませんね。
指紋認証がどのような盗難の手口に有効かは『営業さんに色々聞いてみた』の項目をご覧ください。
こちらはリアシートのエアコンなどの装備です。
左右で温度を自由に変えられますし、フロントだけではなく、リアシートにもシートヒーターとシートクーラーが付いています。
実に快適!!
USBっぽいポートも2つ付いていましたが、ちょっと変わった形をしていました。
USBではなくてCケーブルなのかな?
やっぱり広いトランク(ラゲッジスペース?)
もちろん100V電源が装備されていますので、冷蔵庫なんかも使用可能です。
アウトドアや車中泊がはかどりますな!
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新型ランクル300GRスポーツ 助手席に乗った印象
今回も助手席ドライブでしたが
新型ランクル300GRスポーツの乗り心地の感想です!
ランクル300GRスポーツはサスペンション硬め!
ランクル300GRスポーツはサスペンションが結構硬めに調整されています。
前回乗ったZXは走行モードをスポーツ+にすれば乗り物酔いしやすい人でも大丈夫かな、という感じでした。
しかしながらGRSは「酔いやすい人でもこのままで大丈夫かも…?」と思ってしまうほどノーマルからサス硬めです。
あまりの違いにビックリしたほど!
さらに走行モードを変更し、一番硬いモードにすると「これならもう大丈夫だろう!」と思っちゃいました!
何も改造しないでこの硬さ!
ノーマルモードだとまだ少し頭の中がモヤっとすることもありましたが
一番硬いモードは気分爽快!目が覚めるような衝撃だ!
ZX確かに良かったんだけど
家族が乗り物酔いしやすいから購入を悩んでる…
という方は、ぜひ一度GRスポーツもお試しください。
乗ってみた印象は全く別の車だよ!
GRSのドライブは気分爽快だ!
やっぱり車幅が広いから視界も良好なランクル。
今回はサスペンションが硬めなこともあり、カーブも安定して曲がっていた印象です。
カーブが連続する良いコースだったのですが、大きさとは裏腹に車体がモタつくこともなく、安心して座っていられました。
トヨタ公式サイトによれば最小回転半径は5.9mらしいので小回りは利きませんのでUターンやヘアピンカーブは厳しそう?
これに関しては大きい車の宿命とも言えますので、ある程度は仕方がない部分ですね。
走る道を選ぶしかない。
それよりも大切なのは
ドライブが爽快で楽しいかってことだよね!
ランクルのGRスポーツはドライブが超楽しかったよ!
まさしく走るためのランクル、生きて帰ってくるためのランクル。
お近くのトヨタにGRの試乗車が回ってきた時には
ZXと乗り比べないと絶対に損だよ!
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新型ランクル300GRスポーツ 運転者の印象
私自身は元ペーパードライバー10年選手なこともあり、ランクルほど大きい車はとてもじゃありませんが運転できません。
ですが運転した感想はやはりお伝えしたいと思い、今回も運転した家族にランクルGRスポーツの印象を聞いてみました。
- 特筆すべきはサスペンションの硬さ。GRは一番硬くしなくても乗れる車。
- カーブに安定性があり、ZXよりも安定性は高い。
- ディーゼルだけどエンジン音が静か。振動も少なく、トヨタの最新のディーゼルの性能の高さに驚いた。
(我が家は2018年型のマツダのディーゼルに乗っていますが、それよりも振動が少なく快適です) - 遮音性が高く、外の音が聞こえにくい。
- 走り出しはガソリン車よりもパワーがある。
- 停車中はハンドルが軽くなるが走り始めると重くなってくる。(らしい)
- エンジンを止めるとシートが自動で下がるので、乗り降りが楽になる。
- リセールのことを考えるとZXになるかもしれないが、ドライビングを楽しみたいなら絶対にGRが良い。
とのことでした!
おまけ:おかん、ZXを乗り回す
実はZXの試乗車もあったため、せっかくなので試乗させてもらいました!
運転するのは私のペーパードライバー克服の練習にも付き合ってくれた母です。
大きさのわりに運転しやすいわね!
ハンドルもブレーキもいうこと聞いてくれるし、
楽しくドライブできるわよ!
らしいです。
ちなみにこの時、窓をちょっと開けて運転してたのですが
ビックリするくらいエンジン音も外の音も静かだった。
窓を開けていることに途中まで全く気付かなかったので、遮音性とか静音のレベルがガソリンエンジンだとメチャクチャ高そうです。
寝てても大丈夫だね!
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新型ランドクルーザー300 営業さんに色々聞いてみた
前回ZXを試乗した時に聞いていなかった事などを営業さんに聞いてみました。
GRスポーツの方がサスペンションは硬い?
乗ってみた印象ではGRの方がZXよりも硬い乗り心地なんですね
はい。GRの方が硬めに調整されています
GRとZXを比較してみると、乗り心地はGRの方が圧倒的に硬かったです。
営業の方によれば、GRは改造せずにこのままパリダカ(ダカールラリー)に出せるくらいの性能に調整されているのだとか!
ドライブが好きな方・走行性能を重視したい方はZXよりもGRの方が良いかもしれませんね。
バレーサービスを利用する時はどうしたら良い?
新たな装備で指紋認証機能が追加されていますが
ランクル300ではバレーサービスは利用できないんですか?
純正のキーがあればバレーサービスでも大丈夫です
今回追加された指紋認証機能はリレーアタックのような純正キーを使用しない盗難対策のためのものだそうです。
指紋を登録されていないユーザーは純正のキーがなければエンジンをかけることが出来ないとのこと。
バレーサービスではキーを預ける事で車を動かしてもらえるようですよ。
私自身にはあんなショックな事件があったけど
念のための確認ね…
バレーサービスがどんなサービスかは以下の記事で解説しています。
新型ランクルは納期が長いって本当?
公式サイトでは納期が2年以上になるとのことですが…(2021年9月時点)
心苦しい事ですが本当です
新型ランクル300は注文数が生産台数のキャパシティを大幅に超えており、納車まで2年以上かかるとのことです。
営業さんがいうには4年ほど待つ可能性も否定できず(!)増産体制を整えているそうですが需要に供給が追いつけないとのことでした。
そのため新型ランクル300を予約する方にはいくつかの誓約書にサインをお願いしているそうです。
- 納車までに時間がかかることへの同意
- 納車後1年以内に売却しないことへの同意
ほかにも予約待ち中にマイナーチェンジ・モデルチェンジしてしまった場合、最新モデルが納車されないことにも合意をしてもらっているそうです。
人気が高すぎるがゆえに様々な問題があるんですね…営業の人も大変そう…
CANインベーダーの対策はされている?
ランクル300にはCANインベーダーを利用した盗難の対策機能はありますか?
CANインベーダーといえば最新の盗難ですよね…
レクサス版ランドクルーザーであるLXが狙われまくるCANインベーダーですが、メーカーとしても対策に苦労しているそうです。
指紋認証機能はリレーアタックやコードグラバーといった純正キーを使用しない手法の盗難対策であり、CANインベーダー対策ではないとのこと…。
ショールームでも盗難の危険性はもちろんありますが、ハンドルロックやタイヤロックをかけ、アナログな方法で展示車を守っているとのことでした。
極悪な盗難手口のCANインベーダーですが、個人でできる対策には限界があるので、メーカーで対策を編み出してもらいたいですね。
車の盗難については別の記事で色々な手口を解説しています。
ランクルやハイエースなどの盗難されやすい車両のオーナーさんや購入検討中の方は、ぜひ一度盗難の手法をチェックしてみてください。
新型ランドクルーザー300GRスポーツ まとめ
車に詳しくない人間による新型ランドクルーザー300GRスポーツの助手席インプレッションをお届けしました。
シートは座り心地が良く、シートクーラーがあるのも暑い日には嬉しいですね。
しかもリアシートにもシートクーラーを付けられますから、4人家族までならクーラーの取り合いになりません。
GRスポーツはサスペンションが硬く、乗り物酔いしやすい方にはZXよりもオススメです。
カーブを曲がるときも安定しており「何も改造せずダカールラリーに出せる」車だとか。
走行性能が高く、ドライビングを楽しみたい方、アウトドアやオフロード走行を考えているならZX以上に気に入るかもしれません。
実際に私自身もGRスポーツの方が乗っていて楽しかったですし、トヨタの公式サイトでも新型ランクルの中で一番人気のようです。(2021年9月時点)
今回は「トヨタ西東京カローラ 堀之内店」様にて試乗させていただきました。
試乗コースは直線道路とカーブの連続した道路からなっており、ドライブ好きな人にピッタリな良いコースでした!
2021年9月中は新型ランクルの試乗ができるとのことですが、10月になると別の店舗に移動するそうです。(国分寺の方の可能性があるとか)
試乗車は台数が非常に少なく(2台くらいしかないらしい)、定期的に展示する店舗を変更するとのこと。
GRスポーツが気になる方はトヨタ公式サイトで試乗車のある店舗をチェックしてみてくださいね!
ZXの助手席の乗り心地インプレッションは以下の記事でご紹介しています。
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